目次
1.住宅リースバックとは
最近、よく耳にする住宅リースバックとは何かご存知でしょうか。
住宅リースバックとは、住宅（不動産）を売却した後でも毎月賃料を支払うことで住み慣れた住宅に引き続き住むことができる契約です。
2.簡単な手続きの流れ
- まずは、ご相談やご質問を電話やメールで承ります。
- 不動産の情報や、お客様の状況ご希望などお伺いいたします。
↳近隣に知られることはございません。 - 弊社がお客様の不動産の調査と市場相場のデータを元に買取価格をご提示いたします。
- 買取価格、家賃等の条件内容に納得いただけましたら売買契約となります。
- 売買契約締結後、買取代金を一括でお支払い致します。
↳お客様にまとまったお金が手に入ります。 - 所有権が弊社に移り、同時に賃貸借契約を結びます。
- 引っ越しの必要がなく、賃貸としてこれまで通り居住することができます。
リースバックは、簡単で便利な制度ですが
メリット・デメリットがあります。
メリット
まとまった資金が手に入る
住宅の買取金額は一括してお支払いします。
ローンの返済や日常生活の費用等にご活用いただけます。
売却しても住み続ける事ができる
長年住み慣れた住宅に引き続き住むことができます。
お子さんの学区もそのまま、ご近所さんにも知られることなく手続きが可能です。
引越しの手間がない
転居が不要なため、新たに入居先を探す労力や敷金や引越し費用などかかりません。
相談に応じて再度購入することも可能
一度売却した不動産を買い戻したいお客様は、再度購入することが可能です。
お子様が就職したらお子様の名前で、ご商売が安定・回復したらなど…ご相談ください。
固定資産税がかからない
これまでは所有者でしたので支払いがありましたが、売却をして使用者となりますので、
固定資産税の支払いはなくなります。
また、マンションであれば管理費等の維持費も支払う必要がなくなります。
デメリット
売却価格が安い
住宅（不動産）の売却価格が市場価格と比べると安くなる傾向があります。
売却価格を提示された時、価格が相場から大きく外れていないか、複数の事業者に相談されるのをおすすめします。
月々家賃を支払う
住宅を売却し住み続ける事ができますが、賃貸契約を結んでいるため毎月の家賃を支払う必要があります。
但し、月々支払う家賃が相場より高くなる可能性がありますので、家賃の金額・契約の条件など自分にあった内容を選ぶことが重要です。
住宅の修繕は自身でおこなう
通常の賃貸物件では、ある程度の修繕は大家さんが手直しをしてくれますが、リースバックの場合は自身での修繕になります。毎月の賃料を払いつつ、修繕の経費も必要となります。
リースバックはこんな人におすすめ
大きな資金が必要になった人
『今すぐ借金の返済をしたい』 『急な病気で長期の入院が必要になった』 『事業資金 が今すぐ必要になった』『 子どもの教育資金が足りない』など、今すぐまとまった資金が必要になった人に向いています。
また、趣味や旅行など自分のライフスタイルに合った使い方もできます。
住宅ローンの支払いを済ませたい人
住宅ローンの返済が終わらなければ生活にゆとりが産まれません。
ローンが残っていても売却できる事が出来ます。
ローン返済の代わりに家賃を支払う必要はありますがリースバック後、家賃が少額になれば生活費の負担を軽くできます。
返済が苦しい場合などに利用する人もいます。
家を買い替える計画がある人
新居や土地購入のために資金が必要なので、自宅を売却したい人に向いています。 リースバックを利用すれば、売却後も新居に引っ越すまでは住み続けられる事ができ、引越しも日数を気にせず、スムーズに転居できます。
老後の生活にゆとりが欲しい人
住宅ローンの返済、税金の支払いや将来の生活費、医療費など老後の生活資金に不安がある人。 住んでる家を死亡後は誰も住む人がいないので、今のうちに現金化して旅行や趣味など自分のために楽しみたい人に向いています。
また、有料老人ホームへ移り住む時に売却資金をその入居時に充てることができます。
相続問題を解決したい人
相続の際、生前中に自宅（資産）を現金化しておけば、相続人である子ども達が分割しやすくなります。
リースバックを利用して均等に分けられる現金にしておくのも選択肢の一つですが、自宅を買い戻す際は売却額より高くなる可能性があるので、住み続けたい受け継ぎたい相続人がいるかどうか確認が必要です。
まとめ
リースバックとは、住宅（不動産）の売却代金を手に入れてから賃貸として住み続ける事ができる契約です。
住宅を売っても住み慣れた環境から離れたくない人におすすめです。
一括でまとまったお金が手に入ることやローンの返済に充てることができるなど、お金の問題だけではなく老後や相続、買い替えなどの問題も解決できます。
ただ、多くのメリットがある一方で売却代金が安い、家賃が発生する上で修繕費がかかるなどデメリットもあるので注意が必要です。
契約後もトラブルが発生することがありますので、リースバックの利用を検討する際には契約内容をしっかりと確認し理解することが重要です。複数の不動産会社に見積もりを依頼して比較し検討することをおすすめします。
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